一般社団法人
関東大学女子バスケットボール連盟

前回大会順位を覆す勢いの白鷗大学と、更なる高みを目指す筑波大学による準決勝。前半は白鷗大が主導権を握り、攻守において筑波大に対し強気のプレイで得点を量産する。対する筑波大はディフェンスのリズムが整わず、チームの持ち味である堅守速攻を発揮しきれない。後半、筑波大はディフェンスを基軸に体制を整え、一時30点差をつけられるも10点差まで食らいつく。しかし白鷗大は逆転の余地を与えることなく、最後まで主導権を握り決勝へ勝ち進んだ。

第1クォーター、開始数秒、白鷗大#10館山の3Pシュートで戦火を切る。その後は筑波大の徹底したゴール下のディフェンスにより白鷗大#20アマカへのアシストが阻まれるが、それに屈せず#20アマカがバスケットカウント。対する筑波大はこぼれ球への執着心からゴールチャンスを作り、#14朝比奈、#36粟谷のジャンパーで応戦。終盤、白鷗大のスティールが炸裂し、欠かさず得点に繋げる。筑波大はディフェンスから巻き返しを図るがファウルに終わり24-13、白鷗大がリードし第1クォーター終了。

第2クォーター、序盤、白鷗大の勢いは止まることなく、攻守両面で筑波大を牽制。筑波大は再びディフェンスから体制を整えに入るも得点に繋がらない時間が続く。中盤、白鷗大は#5樋口、#6桐原ら前線の堅守から筑波大の攻撃を許さず、速攻から次々と点を奪いダブルスコアへ。終盤、筑波大#2池田のスティールから得点が生まれるとペースが上がり始め、勢いに拍車が掛かるも44-26、白鷗大がリードを維持し第2クォーター終了。

第3クォーター、序盤、ビハインドを詰めたい筑波大だが、#2池田の先制点からスコアが伸びず我慢の時間を強いられる。しかし、ここでもディフェンスの強みを活かし、ペイント内の動きを封じることに成功。中盤、依然攻撃の手を休めない白鷗大はインサイドへの合わせを中心に得点。終盤、流れを止めたい筑波大は#21八十川、#13田中の奮闘で得点差を維持するも60-43、17点差を持ち越し最終クォーターへ。

第4クォーター、序盤、筑波大はオールコートマンツーマンからスタートし、最後までディフェンスから攻めるプレイスタイルを崩さない。しかし再びインサイドを起点に攻撃を展開する白鷗大が#20アマカ、#10舘山らの連続得点で差を30点と拡大。終盤、筑波大#81森岡の3Pシュート、#14朝比奈のバスケットカウントなど流れを引き寄せ再び20点差へ引き戻す。残り3分、この勢いで戦いに挑む筑波大だが、終始安定した得点力とゲームコントロール力を誇った白鷗大に敗れ79-69、白鷗大が決勝進出を果たした。