2019.12.05

4年ぶりの頂点へ・・・キャプテンの矢田「29人全員で力を合わせて絶対に日本一になります」/ 筑波大学

 12月9日(月)より、第71回全日本大学バスケットボール選手権大会(#インカレバスケ)が開催されます。関東女子からは加盟校を代表してリーグ戦上位11チームが参戦します。今日は関東4位、筑波大学をご紹介致します。


 今季のリーグ戦では7勝7敗、昨年のリーグ戦より2つ順位を上げて4位という結果を残した筑波大学。粘り強いディフェンスから流れを作り、連携のとれた頭を使ったバスケットで戦う。

 チームの軸となるのはこの2人。エリアを問はない正確なシュートとドライブで大量得点をあげる#45 佐藤 由璃果(3年/八雲学園高)と159cmと小柄ながら緩急のあるドライブや要所で決める3Pシュートで自ら得点する司令塔の#2 池田 沙紀(1年/岐阜女子高)。凸凹コンビの得点を抑えることは容易ではないだろう。

 またインサイドから3Pシュートまで幅広くこなす#72 出原 菜月(2年/桜花学園高)と#5 嘉数 唯(2年/福大若葉高)や、パワフルなドライブや安定感のあるプレーでチームを支える#32 佐藤 由佳(2年/郡山商業高)、キレのあるドライブが持ち味の#19 鈴木 侑(1年/浜松開誠館高)ら下級生が脇を固める。 

(#72 出原 菜月)

 さらに、リーグ戦では流れを変える3Pシュートやディフェンスでの貢献が目立った#31 夏井 麻朱(4年/小林高)と、怪我からの復帰戦となることが期待される#23 渡邊 悠(3年/福島西高)のプレーにも注目したい。

(#31 夏井 麻朱)


 チームのキャプテンを務めるのは、#20 矢田 真悠(4年/桜花学園高)。どんな状況でもポーカーフェイスで淡々とプレーし、勝負所で決める3Pシュートで流れを呼び込む背中で引っ張るキャプテンという印象だ。そんな矢田選手にインカレを直前に控えた今の気持ちを尋ねると「あと少しなので全て出し切って悔いのないように頑張ります。」とコメント。チームの状態については「怪我人が復帰し、戦力も増えてチームもいい雰囲気になってきたのでこのまま突っ走って行きたいと思います。」と話す。

 「29人全員で力を合わせて絶対に日本一になります。」と目標を話す矢田選手にインカレへの想いを尋ねると「このメンバーでできる最後の大会なので、みんなでできるバスケを楽しみたいと思います。」と意気込みを述べた。


▼矢田 真悠

(筑波大学/NO.20/4年/桜花学園高)

リーグ戦では12試合に出場。

勝負所での3Pシュートや苦しい状況で粘り強く守るディフェンスが印象的だった。


 筑波大学は10日、東北地区の仙台大学との初戦を迎える。昨年は2回戦で第1シードの早稲田大学を破るも準決勝で愛知学泉大学に敗れ日本一には届かず、4位で幕を閉じた。今回は第5シード、勝ち進むと同じブロックにいる関東3位の拓殖大学と対戦する可能性が高い。怪我人が多く苦しい状況の中でも総力戦で戦ってきたという今シーズンを締めくくる大会で、筑波大学らしい粘り強いディフェンスから流れを作り日本一という目標を達成することができるか。4年ぶりの日本一獲得への挑戦が始まる。


▼初戦

日時:12月10日(火)16時30分~

会場:エスフォルタアリーナ八王子Bコート

対戦:仙台大学(東北1位)


▼ロスター

https://jubf.jp/game/university-detail/id/72/type/intercollege/y/2019/s/women


▼大会公式サイト

https://jubf.jp/game/index/type/intercollege/y/2019/s/women


▼日程 ※女子

2019年12月9日(月)~14日(土)

▼会場

エスフォルタアリーナ八王子(12月9日~11日)

駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館(12月12日~14日)

#大学バスケ #大学日本一決定戦

Writer
松本 さくら(マツモト サクラ)

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