関東大学女子バスケットボール連盟

全勝で一巡目最終戦を迎える白鷗大学と、白星を奪い二巡目への弾みをつけたい東京医療保健大学との一戦。前半、妥協を許さない白鷗大の鋭いプレーが攻守ともに医療保健大を苦しめる。序盤は白鷗大ペースで進み、医療保健大はディフェンスで背を追う形を取るが、徐々に調子を整えると僅差の戦いへ。両者譲らない展開を見せるが白鷗大がわずかにリードし前半を折り返す。後半、逆転に踏み切る医療保健大は白鷗大の勢いを凌ぎ、我慢強く得点を重ねるとついに逆転。そのまま着実に得点を重ね続け白鷗大を苦しめる。後がない白鷗大はオフェンスが噛み合わず、医療保健大へ主導権を握らせてしまう。終盤にかけても医療保健大の猛撃は止まらず81-87、後半で調子づいた医療保健大が勝利した。

第1クォーター、序盤、先にリードを握ったのは白鷗大。#30三浦のジャンパーから#7桐原のアタック、#13アマカのリバウンドシュートが続くと医療保健大の勢いを制圧。医療保健大はオールコートで厳しい当たりを見せ、白鷗大の攻撃を阻みながらアウトサイドで応戦する。中盤、波に乗る白鷗大は速攻を繰り出し、#74樋口、#30三浦のホットラインから得点を量産。終盤、医療保健大は#3エスターを起点にゴール下を攻める。しかし攻守に渡り隙を突き詰めた白鷗大が医療保健大の反撃を許さず27-18、白鷗大リードで第1クォーター終了。

第2クォーター、序盤、リバウンドからリズムを整える医療保健大は攻守ともに粘り強く絡み入り、シュート間際のファウルを誘う。さらに巧みな合わせで連続得点を叩き出すと、ドライブ、3Pシュートでも白鷗大を追い詰め一点差へ。中盤、得点が止まる白鷗大は地道に立て直しを図るが、オフェンスの流れが整わずリード保守に悩む。終盤、前半で形勢逆転を望む医療保健大だが、白鷗大も譲らず45-38、白鷗大リードで第2クォーター終了。

第3クォーター、序盤、逆転へ向けギアを上げる医療保健大は#18池松を筆頭にスティールから得点を重ねる。対する白鷗大は得点を重ねるがファウルも嵩み、医療保健大に負債を抱える。中盤、白鷗大は持ち味のスピードで勝負を仕掛けると、#7桐原から#74樋口への鋭いアシストが嵌り得点、徐々に調子を取り戻す。しかし医療保健大も#20島村、#77岡本の得点から#3エスターのバスケットカウント、さらに#12ルースらの得点で逆転へ。終盤、白鷗大は#42田中の3Pシュートで一時逆転に成功するも束の間、医療保健大に追加点を許し63-64、医療保健大がリードし第3クォーター終了。

第4クォーター、序盤、リード奪還を目指す白鷗大だが、医療保健大#91大脇に3Pシュートを許すと5点差を喫することに。中盤、白鷗大が得点に苦しむ中、医療保健大は全てのオフェンスチャンスをものとし、序盤のリードを奪い返すと11点差をつけ白鷗大を抑え込む。終盤、医療保健大はペースそのままに、ゲーム序盤のごとく粘り強いリバウンドで勢いをとどめない。白鷗大はオールコートで圧をかけ激しく牙を立てるが逆転に至らず81-87、医療保健大が一巡目を白星で飾った。